子供の歯の生え変わり期に親が知っておきたい3つのポイントと注意点

みなさんこんにちは

 山崎歯科医院の院長です

 お子さんの歯がグラグラし始めたり、最初の永久歯が顔を出したりすると成長を感じますよね

 それと同時に、「なかなか抜けないけど大丈夫?」「子供の歯の後ろから歯が生えてきた」といった生え変わりの時期(交換期)ならではの不安や疑問を抱く親御さんも多いのではないでしょうか

 今回は、子供の歯の生え変わりについて、これだけは押さえておきたい基本と注意するべきトラブルについてお話します

 1 歯の生え変わりはいつから始まる?

  乳歯は生後6か月頃から生え始め、2歳半〜3歳頃に20本が揃い、永久歯への生え変わりは6歳頃から始まり、12〜14歳頃に完了します。

  • 6歳頃:下の乳歯の前歯が抜け、永久歯の前歯が生えてくる。同時期に乳歯の奥に「6歳臼歯(第一大臼歯)」という永久歯が生える。
  • 7〜9歳頃:上の前歯や、その隣の歯が生え変わる。
  • 9〜11歳頃:小臼歯(前歯と奥歯の間の歯)が生え変わる。
  • 12〜14歳頃:すべての乳歯(計20本)が抜け、6歳臼歯の奥に永久歯(第二大臼歯)が生えて計28本が揃う。

※生え変わりの時期には1〜2年ほどの個人差があります。まわりのお友達より少し遅くても、過度に心配する必要はありません。


2. 生え変わり期に注意したい3つのポイント

乳歯と永久歯が混ざり合うこの時期は、特にお口のトラブルが起きやすいタイミングです。以下の3点に注意してあげましょう。

① 「6歳臼歯」のむし歯に要注意!

新しく生えてくる「6歳臼歯」は、永久歯の中で最も大きく、噛む力が強い重要な歯です。しかし、完全に生えるまでに時間がかかり、背が低いため歯ブラシが届きにくく、最もむし歯になりやすい歯でもあります。生え始めの時期は、大人が入念に仕上げ磨きをしてあげてください。

② 仕上げ磨きは「痛くしない」工夫を

グラグラしている乳歯の周辺は、歯ぐきが敏感になっています。歯ブラシが当たると痛がることがあるため、力を抜いて優しく小刻みに動かすのがコツです。痛い思い出を作らないことが、歯磨き嫌いを防ぐポイントになります。

③ 「どうせ抜けるから」と乳歯のむし歯を放置しない

「どうせ抜ける乳歯だから、むし歯になっても大丈夫」というのは大きな間違いです。乳歯のむし歯がひどくなると、その下で待機している永久歯の質が弱くなったり、生えてくる位置がズレて歯並びが悪くなったりする原因になる可能性があります。


3. こんなときは歯医者さんへ!よくあるトラブル

生え変わりがスムーズにいかない「交換期障害」と呼ばれるケースもあります。以下のような症状が見られたら、早めにかかりつけの歯科医院を受診しましょう。

  • 乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきた
    乳歯の後ろ側から永久歯が顔を出してしまうことがあります。放置すると歯並びに影響するため、歯科医院で乳歯を抜歯してもらう必要があります。
  • 乳歯が抜けたのに、数ヶ月経っても永久歯が生えない
    通常は少ししたら生えてきますが、歯ぐきが厚すぎて出てこられなかったり、生まれつき永久歯がない「先天性欠損」の可能性もあります。レントゲンで見てもらうことで原因がはっきりします。
  • 抜けたあとの歯ぐきが赤く腫れている・痛む
    抜けそうな乳歯の周りや、新しく生えてくる永久歯の周りの歯ぐきが炎症を起こすことがあります。痛みが強い場合は、無理せず診てもらいましょう。

まとめ:定期検診で安心の生え変わりを

子どもの歯の生え変わりは、大人の健康な歯並びを作るための大切な準備期間です。

お家でのケアはもちろんですが、3〜4ヶ月に1回は歯科医院での定期検診を受けるのがおすすめです。むし歯のチェックだけでなく、フッ素塗布で新しい永久歯の歯質を強くしたり、レントゲンで永久歯が正しい位置にあるかを確認してもらえます。

グラグラの歯が抜けたら、親子で「大きくなったね!」と一緒に成長を喜びたいですね。